クリスマスにプロポーズをして、婚約・式場見学と12月から1月は人気のシーズンらしいです。
プロポーズを受けたら、今度は両親への挨拶が待っています。
今回は初めてでも安心できる訪問マナーを、ポイントを押さえながら紹介します。
【まずは、訪問する準備をしましょう!】
いちばん最初は事前準備をしていきます。
1.先に連絡、日時を決めること。
親しい間柄でも、突然の訪問に相手はびっくりします。
電話をして、相手の都合の良い日にちと時間を伺います。
時間を作ってもらうので、相手の希望を優先しましょう。
いつでもいいよと言われたときに、避けてほしい時間帯もあります。
早朝と夜遅く、ご飯を食べる時間帯、ご飯の支度をする時間帯を避けて提案しましょう。
もし希望を聞かれた時は、ベストな10:00~11:00と13:00~16:00の時間帯で提案しましょう。
2.手土産を準備する
相手から手ぶらでいいよといわれても、挨拶をするために家にあがりお茶をするので、用意した方が絶対に失礼がありません。
手土産を事前に用意する理由は、挨拶する両親が近くで買えないものを準備したいからです。
ご近所で売っているものを買ってしまうと、手抜きが感じられます。
手土産は消耗品で、お菓子やお酒が間違いないです!
好みを事前に把握しやすいし、手元に残らないのが理想です。
3.訪問する日は、足をチェックする。
素足は清潔な印象を持てないので、必ずストッキングか靴下を履いていきます。
豆知識ですが、和室でお茶を立てていた頃に、清潔の象徴として白い足袋をはくようになったそうです。
忘れてしまったときはコンビニで購入できるので、訪問先に着く前に必ず確認しましょう。
ペディキュアを塗っておくと見た目もきれいですね。
4.訪問する時は、あえて5分遅刻して到着する。
準備などで訪問する両親は忙しくしています。
早く到着すると急かしてしまうので、あえての「5分」遅刻して到着する配慮をします。
10分以上の遅刻は待たせすぎるので、必ず遅れること・いつ頃到着するか連絡を入れましょう。
【玄関先でのマナーをマスターしよう!】
玄関での振るまいがあなたの第一印象になります。
マスターして、彼の両親にあなたの印象をアップさせましょう!
1.チャイムを鳴らす前に帽子をとる。
緊張して帽子をかぶったまま挨拶しないでくださいね。
2.簡単に玄関での挨拶をする。
席についてからはもちろんのこと、玄関でのかるい挨拶も忘れず行ないましょう。
手土産もあるので、正式な挨拶は客室に入ってからしましょう。
ここではだらだらしないで、簡単に挨拶をすることがポイントです。
3.上がるときのポイント~履物~
・靴を脱ぐときは正面を向いて膝をつき、お尻を向けないように注意します
・お尻の向きに気をつけながら、中央で揃えたくつは左端によけて置きましょう
以上が玄関先でのポイントです。
手土産は玄関で渡しても問題ありませんが、ばたばたしてしまうので、正式に挨拶をするときに渡しましょう。
【いざ!客室でのマナーをマスターしよう】
まずは和室でのマナーを覚えましょう。
1.敷居や畳の縁(へり)は踏まずに進む。
踏んではいけない理由は、なんだと思いますか?
実は内と外を分ける境界線・土台を支える大切な部分とされていて、敷居や畳の縁は、家の顔とされているのです。
畳の縁には家紋が入っているので、踏むことは本当に失礼になります。
足場に用意されている座布団も、踏まないように意識しましょう。
2.勧められるまで座らず待つ。
和室には座布団などが準備されていますが、勝手に座るのはマナー違反です。
出入り口にいちばん近い位置が下座になるので、そこで待っていましょう。
彼のご両親がそろったら、まずは挨拶をしてから、手土産を渡します。
座布団をお当てくださいと声をかけられたら、座って大丈夫です。
3.手荷物は座っている脇におく。
以上が和室でのマナーになります。
次は洋室でのマナーを覚えましょう!
洋室で注意するべきポイントとは?
1.席の指定がないときは、下座を選ぶ。
洋室のときは座って待って大丈夫です。
勧められたときはその場所に、なければ下座に座ります。
ご両親が揃ったら、立ち上がって手土産を渡し挨拶をしましょう。
2.手土産は床に置かない。
床に置いたものを渡すのは失礼です。
手土産は手荷物と一緒に、いすに置きましょう。
スペースがないときは、手荷物を足の下に、手土産はイスのおける場所に置きます。
テーブルはご飯を食べる場所なので、手荷物を置かないようにしましょう。
以上が洋室でのマナーになります。
最後に和室・洋室で共通する手土産の渡し方をマスターしましょう。
*手土産の渡し方*
1.袋から出して渡す
手土産を紙袋に入れるのは、品物が汚れないように保護するためです。
なので、渡すときには袋から出して、終わった紙袋はもって帰りましょう。
2.渡すときは手土産の位置を注意する
相手に表書きやリボンが正面を向くように、直してから渡しましょう。
【最後の挨拶!おいとまするときのマナー】
好印象をさらに良くして退室しましょう!
1.退室する正式な挨拶は客室でする
最初と同じように、玄関での挨拶は簡単に終わらせます。
2.使ったスリッパは揃えて玄関のすみにおく。
最後まで気を抜かないように!
3.くつは必ず中央に戻してからはく。
細かいところも見られています。気をつけましょう。
4.最後に、家の敷地を出たら、感謝の気持ちを込めて1礼する。
彼のご両親が見ていなくても真心なので、大切にしましょう。
以上が退室するときのマナーになります。
玄関での訪問マナーをマスターすれば、帰りは応用なので安心ですよ。
【まとめ】
いちばん最初の訪問は、すごく緊張します。
失礼がないかな?大丈夫かな?と心配になりますが、手順を踏んでマナーのポイントを押さえれば、あとは会話を楽しむだけです。
最初の挨拶がおわり、親しい仲になっても訪問マナーは大切になります。
相手への真心・気遣いを忘れずに、気持ちのいい訪問をしましょう。